臓器移植について
臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器の機能が低下した人に、他者の健康な臓器と取り替えて機能を回復させる医療で、第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立ちません。移植を受けた方は生涯免疫抑制剤を飲み続けなければなりませんが多くの方がスポーツをするなど活発な日常を送ることができます。
日本で臓器の移植を希望して待機している方は、およそ15,000人です。それに対して移植を受けられる方は、年間およそ400人です。大分県では約70名の方が腎移植希望登録して移植を待機しています。(令和5年3月末)
大分県で腎臓(献腎)移植を希望される方へ
献腎移植を希望する場合は日本臓器移植ネットワーク(以下、JOTNW)に登録が必要です。移植手術を希望する病院を受診、登録手続きを行う必要があります。
大分県 腎臓移植施設
大分県の腎臓移植施設は大分大学医学部附属病院です。
総合患者支援センター(TEL 097-586-6360)から受診の予約を行こなってください。
大分大学医学部附属病院 腎臓外科・泌尿器科(診療日はこちらからご確認ください)
腎臓(献腎)移植新規登録のながれ
1. 担当医に相談
(公財)大分県臓器移植医療協会 (TEL:097-549-4310)から「腎臓移植者登録用紙」を取り寄せ、透析施設および本人記入欄に記入する。
担当医に直近の採血日を含む血液データ(感染症含む)のコピーを依頼する。
2. 受診予約(要予約)
大分大学医学部附属病院 総合患者支援センター 月~金(祝祭日除く)
TEL:097-586-6360 FAX:097-586-6358(FAX は診察希望日の前日正午までに送信)
腎臓外科泌尿器科外来 移植外来受診日 木・金
3. 受診(大分大学医学部附属病院 腎臓外科泌尿器科外来)
【持参するもの】
・紹介状・腎臓移植希望者登録用紙・健康保険証長期特定疾病療養受給者証・障碍者手帳
・直近の採血日を含む血液データ(感染症含む)のコピー・診察料・おくすり手帳など
*移植適応と診断された場合は、組織適合性(HLA 検査)検査の採血日を予約。(採血は大分県立病院)
4. 組織適合性(HLA検査)採血検査(大分県立病院)
予約した日時に受診し採血する。(所要時間 30 分程度)
組織適合性(HLA 検査)検査 採血検査料 実費 38,500 円
*大分県臓器移植医療協会より新規登録者に対して組織適合性検査(HLA 検査)費用の一部が補助されます。 必要書類を添付して申請してください。
5. 登録完了
新規登録料の払込と、登録用紙郵送が完了すると日本臓器移植ネットワークから「登録完了通知書・領収 書」が届き登録完了となる。
*新規登録料は 30,000 円。登録更新料 5,000 円(1回/年)。住民税の非課税世帯は登録料などが免除になります が、払込の前に事前に申請が必要です。詳細は取り寄せた「腎臓移植希者登録用紙」をご確認ください。
腎移植(献腎)新規登録方法
・献腎_腎移植新規登録方法(PDF)
・腎臓移植希望者基本データ記入用紙(PDF)
助成金申請
大分県臓器移植医療協会より新規登録者に対して組織適合性検査(HLA 検査)費用の一部が補助されます。 必要書類を添付して申請してください。
・組織適合性検査費用補助金交付申請書(PDF)
・組織適合性検査費用補助金交付申請書_記入例(PDF)
腎臓以外の臓器移植希望登録について
臓器移植を受けるには、日本臓器移植ネットワークへの移植希望登録が必要です。
各臓器の移植のながれ移植希望登録はこちら
移植を希望する際は現在入院・通院している担当医と相談し、臓器移植を実施している病院を受診し登録手続きを行う必要があります。
移植施設はこちら